2019年9月14日(土)
北海道を自転車で巡る旅の記録です！12日目の記録になります。
14日目にこの記録を書いています。記録の更新が滞って来ました！
とほ宿「ミルクロード 」からスタート！
市街地へ向かう途中、中標津空港の誘導灯が見えました。
中標津は北海道の中では大きな町のようです。思ったより家もお店も多かったです。
中標津からひたすら道道8号を走り、別海町へ。別海も中標津と同じく、初めて来ました。
道道脇の牧場に馬たちが。立ち止まるとジッと見てきて可愛らしいです。馬の方はなんだあいつはという感じだと思いますが…
別海の市街地にあったセイコーマートでお昼ごはんに。正直カップ麺は飽きてきた気もする。
国指定の史跡・旧奥行臼駅逓所に来ました。駅逓所は明治時代、北海道の開拓のために設けられた馬や人を用いた物資の輸送や宿泊のための施設です。建物の奥側の棟は、築99年にもなります。手前の棟は昨年まで保存工事が行われていて、往時の姿に復元されています。
一階の炊事場。
当時の客室の様子です。畳をくり抜いて暖を取れるところがありますが、冬はかなり冷え込んだのではないでしょうか。
駅逓所の近くに、旧標津線の奥行臼駅跡があります。こちらも当時の駅舎が保存されています。
駅舎に入ったところの窓口の様子。
当時の運賃表がありました。今と比べてみると、半分くらいの運賃でしょうか。
ホームも残されていますが、崩れかけているところもあって、数年後には限界を迎えそうです。駅名標も雪の重みでなのか、のけ反ってしまっています。
線路と腕木式信号機も残っていて、駅の方を見ると今にも列車が走ってきそうです。
中標津側に続く線路。
旧標津線奥行臼駅の斜め向かいに、別海村営軌道風連線の、奥行臼停留所跡もあります。1963年に住民と牛乳の輸送のために作られた簡易軌道でしたが、1971年にわずか8年で廃止されてしまいました。
保存されているディーゼルカーの、車内の様子。廃止から50年近く経ちますが状態は良さそうです。
こちらは貨物列車。貨車に牛乳のタンクを載せて運んでいたようです。
転車台の跡と、茂みに隠れて車庫も見えます。
別海から国道243号を通り根室方面へ。風が強くてなかなか前に進みません。この日はほとんど1日中向かい風でした。頑張ってペダルを踏んでも、スピードが出ないと気分的にも厳しいです。
バスの待合所としても機能しているようです。
昔は厚床駅から旧標津線が分岐していて、今もホームの跡があります。駅名標やベンチがありますが、今は線路を越えてホームへ行くことは出来ません。
厚床駅からは国道44号で根室へ。道の駅スワン44で、風蓮湖を見ました。結構大きな湖です。
18時過ぎに根室に到着！知り合いの根室の方と合流して、三吉神社で行われる、新根室プロレスを見に行きました。神社で行われるのは年一度で、ちょうど良いタイミングでした！
新根室プロレスは根室を本拠地とするアマチュアプロレス団体です。神社には沢山の人が集まり、人気の高さが伺えました。
大人気のアンドレザ・ジャイアントパンダを見ることが出来ました。が、予期せぬトラブルが起こってしまってジャイアントパンダはステージ裏へ…
ヒール役のZOZOマシーン。高さは3mくらいあります。
アンドレザ・ジャイアントパンダに代わって、子供パンダのラジャ・パンダ入場の様子。
そしてこの後、新根室プロレス代表のサムソン宮本さんから、難病に悩まされていることと、年内での新根室プロレスの解散が発表されました…
アマチュアとはいえあれだけ高いクオリティの興行と、地元での高い人気を誇る、新根室プロレスが見られなくなることは本当に残念に思います、そして偶然にも興行を見ることが出来て本当に良かったです。
最前列に座っていたので、サムソン宮本さんから缶バッジをいただくことが出来ました。根室へ行って新根室プロレスを見た記憶として、大切にしたいです。
プロレスの後は知り合いの方が用意して下さった、根室駅近くのホテルに泊まりました。根室に着くまでは野宿するつもりだったので、本当に助かりました。
【今日の走行距離】
80.87km
【旅の総走行距離】
619.7km
【今日の出費】
食費…434円
合計…434円
旅の合計…57074円
(12日目おわり)
(13日目へ続く)
