9月といえば、自転車と北海道。
学生時代の後半3年間、毎年9月になると北海道へ渡り、だいたい半月くらい自転車で北の大地を走り回ってきました。
9月の北海道は暑くなく快適のように思えますが、わりと雨が降ることが多く、また年によっては思ったよりも冷え込み、自転車旅には厳しく感じることもあります。
3年前、初めて自転車で北海道を旅した時、誰もいない金山峠で大雨に遭って、峠のトンネルで魂が抜けそうになったこと。
3年前、初めて訪れた襟裳岬
2年前、旭川から名寄へ北上していると、夕方畑の真ん中で突然雷雨に遭い、道端の倉庫のわずかなひさしで雨が止むのを待ったこと。
(この夜、北海道胆振東部地震が起きてしまったこと、昼に塩狩峠でタイヤがパンクしたこともあり、この日のことは特に記憶に残っています)
そしてなんとかたどり着いた宗谷岬
1年前、根室から黒い雲のした最東端納沙布岬へ向かっていると、やっぱり大雨が降ってきて、暗いバス停の小屋で1時間無の境地になったこと。
さいはての地・納沙布岬
こうして書くと、大雨でずぶ濡れになって絶望するために旅してるみたいですが、これだけ大変なことがあってもなお、北海道は楽しく、最高の場所なんだ!と旅行記を通して北海道の魅力を感じていただければ嬉しいです。
(出発のまえにおわり)
(1日目へつづく)