今年で4年目を迎えた、9月の北海道自転車一人旅。5日目の今日は、ぬかびら源泉郷から三国峠を越え、上川駅まで走り、上川駅から遠軽駅まで列車で移動し湧別町を目指します!
糠平館観光ホテル・朝食
7:00から朝ごはん。外の気温は一桁台まで冷え込んでいたようで、朝食会場も正直寒かったです。しかし味は美味しく、ご飯も2杯いただきました。
糠平館観光ホテル・外観
前日の到着時、自転車をスキー道具入れの小屋?に入れてもらえて、普段私が泊まるのはビジネスホテルばかりなので、サービスの細やかさを感じました。
タウシュベツ展望台からタウシュベツ川橋梁
ホテルから20分ほど走って、タウシュベツ展望台に到着。国道沿いの展望台ですが、正直ここからでは遠すぎてよくわからない気もしました。ダム湖全体の雰囲気を感じるには良いかもしれません。
森の中を国鉄士幌線の線路跡が真っ直ぐ伸びていて、こちらも見所でした。
タウシュベツ川橋梁への林道
いよいよ今回の旅一番の目的地・タウシュベツ川橋梁へ向かいます!橋は、国道から林道で3kmくらい離れています。橋へはツアーか、ゲートの鍵を借りてきて自家用車で向かうのが一般的な方法で、自転車で行ったという記録がなかなか見つからず、ロードバイクで林道を走れるか不安でした。しかし締まったダートがほとんどで、急な坂以外はロードバイクでも走れてしまいました。
自転車(ロードバイク)で国道からタウシュベツ川橋梁まで片道30分程度でした。橋まで林道を歩くと1時間弱かかるそうなので、これは良かったです。自転車なら鍵がないと開けられないゲートも、横から通れるのでツアー以外で橋を見るには最良の手段かもしれません。
念願のタウシュベツ川橋梁到着!
糠平ダム完成により水没した、国鉄士幌線の旧線にあったコンクリートアーチ橋跡です。年に何ヶ月は水没するダム湖にあるということで、独特の雰囲気があります。イメージとしては、古代ギリシャの遺跡を見ているようでした。
アーチ橋全体を見てみると、アーチ中央部の崩壊がかなり進んでおり、近い将来崩れてもおかしくなさそうに見えました。
橋に近づけるギリギリのところから、一番崩壊が進んでいる部分を撮影。
橋と同じく、ダム湖に沈んだビンやジュースの空き缶なども落ちていました。
湖底から橋の入口に戻るとき、小川を渡るのに失敗し、靴が片足水没してしまいました。ツアーなら長靴を貸してもらえるようで、普通の靴で湖底を歩き回るのは厳しかったです。
タウシュベツから林道を通って国道に戻り、また北上を開始しました。
幌加は数百人の暮らしがあったようですが、全く名残はありません。
カフェ・三股山荘
三股は国鉄士幌線の終着駅・十勝三股駅があった町です。しかし路線廃止時でも2軒しか住んでいる人がいなかったようで、今も本当に静かな所でした。
ぬかびら源泉郷〜三国峠間は三股山荘が本当に唯一の食料補給ポイントです。またコンビニはぬかびら源泉郷にもなく、上士幌〜層雲峡間にはありません。自転車の人は非常食必須です。
お昼ごはんにカレーライス(850円)をいただきました。なかなかボリュームがあって、峠越えに備えるには最高の食事でした。それに場所を考えると安すぎるくらいの値段にまた驚きました。
今からあそこまで登るのか…
見渡す限りの森、標高1000mを超えたあたりですが、ほとんど紅葉していませんでした。
峠の手前から雨が…タウシュベツで遊び過ぎたこともあり、上川駅からの列車の時間に余裕が無く、このタイミングでの雨は困りました。
雨が弱まったところで記念撮影。三国峠は北海道最高所の峠です。ただ標高は高いものの、上士幌からジワジワ登っていくので、上り坂自体は緩やかです。道の傾斜を考えると、上川〜白滝間の北見峠より楽だったように感じました。
少し色付いた?道端のシラカバの木
三国峠頂上のトンネルを出ると、上川側は雨が止んでいました。これなら上川駅からの列車の時間に間に合うと踏んで、全速力で峠を駆け下りました。
大雪ダム
大雪ダムから、留辺蘂方面へ降りるルートも考えましたが、上川ルートより距離が20km以上長いこともあって断念。
信号待ちの間に撮影。三国峠〜上川間は信号以外止まることなく漕ぎ続けました。
上川駅にて、北見ゆきの特別快速きたみ
列車の発車10分前に上川駅に到着!5分で自転車を輪行袋に詰め、窓口で切符を買おうとするとヘルメットを見て、もしかして自転車ですかとギョッとする駅員さん。輪行の準備は出来てますと言うと良かった〜と安堵されていました。
三国峠より辛い!?北見峠越えは列車に任せます。なんと15時台でも終電1本前、普通列車に限ると今日の最終列車です。