今年で4年目を迎えた、9月の北海道自転車一人旅。
7日目の今日は、湧別町から遠軽駅まで走った後、列車で旭川まで輪行で移動し、旭川からまた走って中富良野町を目指します!
※6日目は1日休止したためお休みです。
中湧別から遠軽方面はいつも向かい風(山から海への風)の気がします。列車の発車10分前に到着。
遠軽駅を発車。
特急列車なので自転車の置き場に困りますが、最後尾の席を指定して座席と壁の間に置きました。
きっぷは前日、ネット予約でえきねっとから購入したため、遠軽〜旭川間の運賃は55%オフの2340円。普通列車で行くより安いです。
北見峠を越え、上川を通って旭川に到着!
特急大雪/オホーツク号は、JR北海道では珍しくなった、昔からの車両が使われています。最近座席が新しくなったようで、乗り心地も良かったです。
ちょうどお昼時。旭川ラーメンののぼりに誘われ、旭川駅の改札正面にある、なの花食堂でお昼ごはんにします。
旭川正油チャーシュー麺!もちろん麺は大盛りにしました!大盛りにしても800円くらいでお手頃です。
少し食べ過ぎた感はありますが…これで富良野まで走れそうです。
稚内行きの案内を見て、もっと時間があれば北の方にも行けたのに…と感じました。最北の地稚内には、旅人を引き付ける魅力があります。
満腹になってのんびり自転車を組み立て、13時ごろ旭川駅を出発!南下し今日の宿がある中富良野町を目指します!
JR富良野線沿いの国道を走っていると、あまりに天気が良くて暑くなってきました。千代ヶ丘のセイコーマートで休憩。北海道なソフトクリームでエネルギー補給です。
ハスカップソフトをかじっていると、車から降りてきたおじさんに話しかけられ、どこから来たの、足疲れるでしょとリポDをいただいてしまいました!ありがとうございました。
花もシーズンは過ぎていると思いますが、それでも咲いているのが嬉しいです。丘に囲まれて空が広く、清々しい気分になれます。
SLキュウロク号
美瑛町の中心部に入り、SLと記念撮影。
SLの案内板
大正9年生まれということは、今年でちょうど100歳を迎えた機関車のようです。朝通ってきた遠軽駅にあった遠軽機関区にいたこともあるらしく、思わず現役当時の姿を想像してしまいました。
美瑛町役場・四季の塔
美瑛の摩天楼…町役場にある無料の展望台です。隠れた観光スポットかもしれません。
四季の塔からの眺め
丘の町美瑛が一望できます。丘の向こうには十勝岳連峰の山並み。
中央が十勝岳のようですが、雲に隠れてしまっています。
新栄の丘展望公園の手前あたり
美瑛から更に南下して富良野方面へ。
丘の上に大空が広がるいい景色です。美瑛〜富良野のあたりは、観光名所でなくても思わず立ち止まるような所が多くて、自転車で走るには最高の場所です。レンタサイクルで周られている方も見られました。
新栄の丘展望公園
夕陽が有名な展望スポットのようです。三脚を構えた人を何人か見かけました。
JR富良野線・原野第1線踏切
丘を駆け下りる2本のレール。
美馬牛〜上富良野付近にて
なんとなく昔のWindowsの壁紙(WindowsXP)を思い出しました。
同じく美馬牛〜上富良野付近にて
のんびり走っていると、だんだん日が暮れてきました。
上富良野から宿がある丘を登ります。
高低差のない地図では気付きませんでしたが、結構な登りでした。傾斜自体は三国峠より厳しいです。
なんとか300mくらいの丘に登り、宿の近くまで来ると満天の星空でした。特徴的なW型のカシオペヤ座や、こぐま座と北極星も簡単に見つけられます。
今日の宿「ゲストハウス 夕茜舎(あかねやど)」に到着!
晩ごはん!丘登りのあとのご飯は最高でした。食後は大阪出身の気さくなオーナーさんや、同宿の皆さんとのんびりお話ししたり、本を読んだりして過ごしました。本棚のレパートリーが自分好みでなかなか良かったです。
オーナーさんと話していると、私のような若者の旅人を増やして欲しいと言われました。昔は娯楽が少なく、また海外にも気軽に行けなかったので、北海道を旅するのが若者の楽しみだったそうです。
確かに今は旅する若者は減ってしまったかもしれませんが、決して旅の魅力が無くなった訳ではなく、娯楽が増えてその中に埋れてしまっただけだと思います。旅の良さを地道に伝えていけたらな…とぼんやり考えています。
【走行距離】
今日:120.3km
旅の合計:296.7km
(7日目おわり)
(8日目へつづく)