2021.7.25 道南一周2021【9日目】

2017年、学生時代に始めた自転車北海道旅も、今年で5年目を迎えました。今回は未踏の地、道南一周を目標に走っていきます。

北海道最終日・9日目の今日は、函館から駒ヶ岳登山のあと、列車で移動しフェリーの出る苫小牧東港へ向かいます。

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3泊お世話になったゲストハウス函館クロスロード。一つの宿に3連泊するのは初めての経験でした。3連泊以上すると1泊2500円が2000円になるのでお得です!

連日の暑さで函館滞在になりましたが、観光の経験も少なく、美味しいものも多くてちょうど良かったです。
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宿から少し走って五稜郭駅。ここから駒ヶ岳のふもと、大沼公園までは列車で移動します。この日は苫小牧の港まで列車移動なので、普通列車乗り放題の青春18きっぷを使っています。


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窓が開く昔ながらの汽車旅です。f:id:suzumetravel:20211101235721j:image

セイコーマートのおにぎりで朝ごはん。山わさび味が一番気に入っていて毎回買ってます。
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大沼駅の手前から、小沼が見えてきます。雲は多いですが天気は良さそうです。
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洋館風駅舎の大沼公園駅に到着。ここから自転車で駒ヶ岳登山口を目指します。
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途中迷いつつ、駅から1時間弱で駒ヶ岳五合目。距離は10kmないくらいでした。この辺りから砂利道なので、自転車は写真の石碑に立てかけました。ここからは歩いて頂を目指します。
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登り始めると砂っぽい道で、滑って踏ん張りがきかずかなり歩きにくい。振り返ると大沼が見えました。

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馬の背を過ぎたあたりから、右に駒ヶ岳剣ヶ峰、左は標高1000mちょうどの円山。また整備されている一般登山道は馬の背までです。

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円山に登ると剣ヶ峰が目の前に!1000mを超えると雲も無くなり、これ以上ない眺めです。この素晴らしさは忘れられず、それ以来剣ヶ峰をスマホの壁紙にしています。
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剣ヶ峰最高峰へは岩場が続きます。火山らしく急な岩場で高度感がありますが、焦らずしっかり登っていきます。
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標高1131m・雲海の駒ヶ岳最高峰に到着!

照りつける太陽が暑く、また火山だからなのかアブがたくさん飛んでいます。
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火口原に下りてきました。振り返って剣ヶ峰を見ると、円山から見た時とは違って岩場のピークが連なる様子がよく分かります。

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昭和4年の噴火で出来た火口。周囲は300mくらいありそうな大きさです。また火口の中からは鳥のさえずりが聞こえ、幻想的な雰囲気でした。人の立ち入りは限られる中、鳥にとっては楽園なのかもしれません。
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火口から馬の背を通り五合目へ下山。登山口にある看板の通り、馬の背から先は入山規制があります。噴火の危険のほか、剣ヶ峰へ登る場合は岩場の危険もあるので、天候など注意が必要です。

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五合目からは再び自転車。さっきまでいた剣ヶ峰もだんだん遠くへ。
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道で乗馬を楽しむ人たちも見かけました。北海道ならではとはいえ、実際に見るのは初めてでした。

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駒ヶ岳五合目から1時間かからず森駅到着。距離は20km弱ありますが、ほとんど下りなので楽にたどり着けました。ここからはまた列車の旅。自転車を輪行袋に入れ、駅前の阿部商店で名物駅弁を買って乗り込みます。
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森駅の跨線橋から、駒ヶ岳長万部ゆきの普通列車。山頂は晴れていましたが、下から見ると雲がかかっています。

森13:44 長万部14:57 長万部ゆき


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阿部商店の名物駅弁の「いかめし」

スルメイカの胴にもち米が詰まっていて、甘辛い風味と食感が最高です。車窓の内浦湾を眺めながらいただきます。
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いかめしと内浦湾の車窓を楽しみ長万部着。乗り継ぎが30分ほどあり、晩ごはん用に近くの駅弁屋かなやへ。

長万部15:29 東室蘭16:51 東室蘭ゆき

東室蘭16:58 虎杖浜17:22 苫小牧ゆき


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長万部からは新型車両のH100形、東室蘭ゆきに乗ります。

窓が全開にならないのが少し残念ですが、最新のハイブリッド機構で加速が速くなりました。また車いすスペースが広めにあって、輪行袋も置くことができて助かります。

途中、秘境駅で有名な小幌駅から沢山人が乗ってきて目が覚めましたが、東室蘭までほとんど寝ていました。東室蘭からはすぐ苫小牧ゆきに乗り換え、虎杖浜へ。
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虎杖浜駅。無人駅で、道内でよく見かける形の駅舎があります。
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虎杖浜温泉ホテル ぬくもりの湯

虎杖浜駅から歩いて10分くらいです。

早く港に着いてもなので、20時の列車までのんびり温まります。

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風呂上がりに、長万部で買った「かなやのかにめし」をいただきました。のんびり休憩した後、再び虎杖浜駅へ。北海道旅もいよいよラストスパートですです。

虎杖浜20:02 苫小牧20:44 苫小牧ゆき


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苫小牧駅近くのセイコーマートへ食料買い出し。新日本海フェリー苫小牧東港は、売店はあるもののその他は何もない原野なので注意。
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日高線苫小牧東港最寄りの浜厚真へ。鵡川ゆきは北海道の恵み号でした。北海道の自然をモチーフにしたラッピングのほか、車内はリニューアルされ木を使った座席になっています。

苫小牧21:33 浜厚真21:54 鵡川ゆき


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あたり一面暗闇の浜厚真駅に到着。写真奥で光っているのがフェリー乗り場です。自転車を組み立てていきます。
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1回目、2回目の自転車旅では、フェリーで苫小牧東港に到着後、夜を明かした浜厚真駅のだるま駅舎。その時と全く変わりません。
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浜厚真駅の駅前道路から。かなり暗いですが、フェリーターミナルまでは1km程度、すぐに到着します。途中の橋でこれから乗るフェリーが見えますが、煌々と光輝いていて、毎回このタイミングで今回も無事に帰れると思うとホッとします。
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お馴染みのすいせん号と記念写真。新日本海フェリー・苫小牧〜敦賀航路は、この「すいせん」と「すずらん」が毎日就航しています。
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貨物や車の輸送がメインのフェリー、陸上自衛隊の輸送車も沢山乗り込むようです。
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苫小牧港23:30発が定刻。乗り込んですぐ、夜食にやきそば弁当とセコマブランドのお酒を飲んで、ゆっくり就寝しました。

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大沼公園駅駒ヶ岳登山口の走行ログ
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駒ヶ岳登山口〜森駅の走行ログ

【今日の走行距離:32.24km】

【1日目からの合計:757.52km】

(9日目おわり)

(10日目へつづく)