今年の正月旅は、一人旅では初となる沖縄へ。
6泊7日の行程で、以前から行きたかった日本100名城のお城めぐりと、到達難易度の高い離島、北大東島・南大東島へ向かいました。
いつもながら、神戸空港からのスタート。那覇便は朝に神戸空港を出発するスカイマーク便の中では早めの出発です。
神戸空港の朝の保安検査場は混みがちで、搭乗口に行くと既に多くの人が乗り込んでいました。那覇空港までは2時間15分のフライト、よく乗る新千歳空港よりも長い飛行時間です。
清々しい青空の中のフライトで、先月自転車旅で訪れた小豆島を一望できました。この後高知上空の辺りから雲が出てきて、景色はよく見えませんでした。
機内誌の航路図では屋久島の真上を通過するルートになっていて、秋に登った宮之浦岳が見えるかも…と思っていましたが、雲の下でした。
沖縄本島上空では雲も切れて、鮮やかな青い海がよく見えました。日本の中でも海が綺麗な場所はいくつもありますが、やはり沖縄の海は別格ですね。上陸前に期待が高まります。
沖縄本島に上陸!
日本最西端の駅、ゆいレール・那覇空港駅から旅のスタートです。
沖縄MaaS のWebサイトで、ゆいレールの1日券を沖縄県外からの旅行者は安く購入できます。800円のところ590円でした。沿線の観光施設の入場料割引もあってとてもお得です。
ゆいレールは2両編成のモノレール、沖縄では戦後初となる鉄道路線です。利用の需要は高く、混雑緩和のため今後3両編成になるそうです。
空港から市街地へ向かったものの、翌日に乗ろうと計画していた大東島ゆきの飛行機に空きが出たため、那覇空港にとんぼ返りしました。
JALのカウンターにて、琉球エアコミューターの那覇→南大東→北大東便のチケットを購入。那覇から北大東・南大東へ向かう場合、北大東か南大東で同日中に乗り継ぐと那覇から通しの運賃になるため、観光客にはオススメの経路です。
無事大東島ゆきのチケットを確保できて一安心。再びゆいレールで市街地へ。結構高い所を走るため、いい景色です。
せっかくなので、終点のてだこ浦西駅まで乗り通しました。これでゆいレール完乗。
路線の延伸計画もあるようで、駅から少し延びた所までレールがありました。
駅前には、商業施設にあるような大きな立体駐車場があり、車からゆいレールに乗り換えて那覇市街地へ向かえるようになっています。
首里駅で降りて、歩いて首里城へ。途中、美味しそうな地元料理の食堂や、沖縄そばのお店がありましたが、正月休みでした。
丘に登ると首里城公園でした。本州のお城と同じく石垣が連なっています。
首里城中心部にあるのがこの守礼門。ただいま改修工事中でした。
首里城内のレストラン「首里杜」にてお昼ご飯にしました。首里城定食@1100円。沖縄そばに炊き込みご飯のジューシー、ゴーヤサラダ、ジーマーミー豆腐と沖縄の味盛りだくさんで、沖縄最初の食事として最高でした。中でも落花生が香ばしいジーマーミー豆腐が一番気に入りました。
正殿前にて琉球伝統の正月行事を見学できました。儀式は簡略化しているとのことでしたが、十分当時の雰囲気が伝わってきました。予想外のサプライズでした。
屋根にあった龍の飾りの残骸、2019年の火災で焼けてしまった正殿のものです。今では復興に向けた工事が始まっています。木の部材を加工する建物が、正殿跡の横に建てられていました。
城内には、琉球王国の末永い繁栄を願って松が植えられていたといいます。写真右奥に復興工事の建物が見えます。新たな正殿は2026年に完成するそうです。
続いて首里城横の玉陵(たまうどぅん)へ。こちらも世界遺産で、首里城を治めていた琉球王家代々のお墓です。石灰岩造りで、要塞のような見た目です。
首里城見学の後は今日の宿へ移動。
今日の宿はゆいレール・県庁前駅近くの「THE KITCHEN HOSTEL AO」です。
Booking.comからの予約で1泊1706円でした。ホステルとはいえ本州の感覚からすると激安ですが、那覇ではこの価格帯のホステル・ゲストハウスが何軒もあります。宿は下調べせず当日決めたので、予想外の値段でした。
チェックイン時にお正月のご挨拶として、沖縄の味さんぴん茶をいただきました。
パン屋さんとカフェの2階がベッドルームになっていて、登山用のザックが入る大きなロッカー、ベッドも広々と素晴らしい環境でした。朝は宿泊者限定のモーニングもあるようで、オススメの宿です。
そして晩ごはんは以前から気になっていた、沖縄ローカルのバーガーチェーン・A&Wへ。国際通りにあるお店まで歩いて行きました。写真は県庁北交差点と沖縄唯一の百貨店リウボウ。
チキンバーガーにポテト、そしてルートビアのセット。ルートビアは湿布を思わせる独特の風味で、筋肉痛が治りそうな味でした。マラソンや登山の後に飲みたくなりますね。ちなみに店内で食べるとルートビアはおかわり自由です。もちろんおかわり。
食後は明日からの大東島渡航に備えて、食糧調達です。デパ地下のスーパー「リウボウ」にて地元のものを揃えました。甘いお菓子類はカロリーが高いので、島で万が一食いっぱぐれても非常食になるだろうという登山的発想です。
買い出し後は日本最南端の駅、ゆいレール・赤嶺駅へ行って記念碑を見物。ただ周りが暗くて夜はイマイチでした。小禄駅では駅前のイオンで再び食糧調達。翌日からの渡航準備を整えました。
(1日目おわり)
(2日目へつづく)
【いつも旅行記をお読みいただいている皆様へ】
去年から旅行記の更新が滞っておりすみません。
2022年GWの北海道日本海縦断旅、夏の自転車北海道旅は今後必ず掲載予定です。
またその他の旅行記も書いていきますので、のんびりお待ちいただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。