今年の正月旅は、一人旅では初となる沖縄へ。
6泊7日の行程で、以前から行きたかった日本100名城のお城めぐりと、到達難易度の高い離島、北大東島・南大東島へ向かいました。
6日目は前日から引き続き、今帰仁城、勝連城と琉球の名城を巡ります。
本部町のゲストハウス「なんで家ねん」からスタート!本部は静かな港町で、よく眠れました。
近くの渡久地バス停から、路線バス乗り放題の旅2日目がスタート。
バス停から案内板をたどっていくと、昔からの今帰仁城へ向かう道が残されていました。お城へは車道もありますが、バスで来たなら断然こちらがオススメです。
道中には見晴らし台の跡地も。石垣が残っています。
今帰仁城跡に到着!
世界遺産に指定されている、沖縄の5つの城の中では、一番北にあります。沖縄本島北部地域を治めていた、北山の国王・北山王の居城でした。中山王に滅ぼされ、琉球王国となった後も監視および統治の場として利用されました。
主郭からは海が一望できます。また、波のようにうねる石垣も見どころです。本州の城と同じように、築城技術の高さを感じます。
城内ではもう桜が咲いていました。
内陸側では、自然地形を活かした部分もあり、谷もありました。
連なる石垣を眺めて…
自然の岩を切り刻んだままのような部分もあります。本州の日本式の城ではなかなか見ないような気がします。
今帰仁城の入口にある今帰仁村歴史文化センターも見学。写真は岩手県からの奇跡の漁船。東日本大震災で行方不明になってしまった漁船が、7年ぶりに今帰仁村の沖で発見されたそうです。
見学後はまた城跡入口バス停へ、天気も気持ち良く、道中ワンカップ泡盛を引っ掛けました。
沖縄らしい海と空の青、バスの車窓からでも十分楽しめます。
今帰仁城から30分ほどで名護に到着。
なぜか雪だるまがいる、名護市営市場でお昼に。
市場の2階「さくら食堂」にて、ふーちゃんぷるー定食@830円。ちゃんぷるーはもちろん、汁物代わりの沖縄そばと、冷えたぜんざいも美味しかったです。
名護からは、うるま市街地でバスを乗り継いで勝連城へ。名護からうるままでの道中は峠越えもあり、その区間だけ本州の路線バスの雰囲気でした。
名護十字路12:08 赤道十字路13:40 77 那覇バスターミナルゆき
赤道十字路13:57 勝連城跡前14:10 52 屋慶名バスターミナルゆき
勝連城の復元模型。
勝連城跡は、城跡のすぐ近くがあまわりパークとして整備されていて、歴史を伝える博物館で地元中高生のライブパフォーマンス「肝高の阿麻和利」を観ることが出来ます。パフォーマンスは阿麻和利を中心とした当時の歴史を伝えるもので、なかなか良いものでした。
この人が阿麻和利、勝連城主として勝連半島一帯を治めていました。
あまわりパークから城跡までは、電動カートに乗せてもらって登ることができます。カートの運転手の方の息子さんが、パフォーマンスに出演されていて、地元の中高生にとって出演することはとても名誉なことだそうです。
電動カートで二ノ丸まで上がり、そこから本丸の石垣を一望。
青空にバランスの整った本丸石垣。この眺めは沖縄の城の中でも随一のものと感じました。
本丸に登ると、海とうるまの街が一望できます。南側には中城城も。石垣のてっぺんに、めすのイソヒヨドリが留まっていました。
帰りも電動カートでらくらく下山。
城跡からはバスで那覇まで一直線ですが、距離のわりには結構時間がかかります。のんびり行きましょう。