今年の正月旅は、一人旅では初となる沖縄へ。
6泊7日の行程で、以前から行きたかった日本100名城のお城めぐりと、到達難易度の高い離島、北大東島・南大東島へ向かいました。
最終日、7日目は豊見城公園と琉球城めぐりの最後に中城城、識名園へ。夜まで沖縄を楽しんで帰りました。
朝ごはんは沖縄バヤリースと、ぐしけんパン。
バスの3日乗車券に付いていた、ゆいレール1日券を入手。市街地から那覇空港の移動に便利です。路線バスは時間がかかるものの、行きたかった場所は周れたのでいい選択でした。
旭橋9:15 県庁前9:17 てだこ浦西ゆき
県庁前9:25 奥武山公園9:30 那覇空港ゆき
奥武山(おうのやま)公園の野球場「沖縄セルラースタジアム那覇」毎年何試合かプロ野球も開催されます。
奥武山公園からバスで少し、海軍壕公園へ。左の塔は海軍戦没者慰霊塔。右の建物が旧海軍司令部壕の資料館です。
海軍壕の内部。手掘りの跡が今も残ります。第二次世界大戦時に海軍の司令所を置くため、人力で掘られた地下空間です。沖縄本島での戦闘が激化し、壕内で多くの方が命を絶たれました。
海軍壕は戦後しばらく放置されていたところ、1970年に壕の一部が整備、公開され現在に至っています。決して軽い気持ちで行ける場所ではありませんが、沖縄にはこんな場所、歴史があると知ることも大切だと考えます。
バスに乗るとステップ付き、後ろ乗り前降りの懐かしいバスでした。運転手さんのアナウンスが名調子でした。
これも懐かしい押しボタンを発見。押すと中の電球が光る風情あるタイプです。
お昼は沖縄そば。Googleマップで評判の良さそうなお店を調べて行きました。炊き込みご飯・ジューシーも美味しい。どちらも優しい味なので、毎日でも食べられそうです。
旅先では、道路の青看板で知らない地名を眺めるのが楽しみです。
那覇の市街地から1時間、琉球城めぐりのラスト、中城城(なかぐすくじょう)に到着。琉球王国・護佐丸のグスクで、沖縄のグスクの中で最も遺構が残っているといわれます。日本100名城の1つ。
御當蔵火神(うとぅくらひぬかん)、首里の王を拝む首里遙拝所です。
かなりの高台にあります。
立派な三の郭の石垣。
与儀公園のSL、D51222号機。
鉄道が無かった沖縄に、なぜ蒸気機関車があるのか不思議ですね。これは本土復帰後、沖縄の子どもたちに本物の蒸気機関車を贈ろうと、当時の国鉄職員の方たちの努力があり、鹿児島から遠路600km船に揺られてやって来たそうです。塗装も綺麗で、今でも大切にされていることがよく分かります。
日本庭園にも似ていますが、南国の植物の違いなのかどこか雰囲気が違っています。
夕方で風もなく、程よい気温で気持ちよく散策できました。訪れる人もまばらで穴場かもしれません。近くに住んでいたら日々の散歩に訪れたいくらいです。
識名園の中で小高くなった丘から、街並みを望む。マンションが多く、本州でもよく見られるベッドタウンの雰囲気があります。
バスで市街地へ戻り、スーパーでお土産用に沖縄を感じるものを色々物色。サーターアンダギーのもとは外せなかった。島とうがらしも購入。
沖縄最後のご飯は、街角の食堂へ。
チャンプルー定食。やや塩気が強い味付けさえ、風情を感じます。値段のわりになかなか悪くない。500円くらいだったような。
いよいよ帰る時が来ました。沖縄へは初の一人旅でしたが、お城めぐりに離島とたくさん楽しめました。また、1月でも半袖で過ごせる暖かい気候はやはり魅力的。来年も来ようと計画中です。
機内でも最後まで沖縄を感じつつ、神戸へ帰りました。