2024年の最初の旅は、前年の沖縄本島と大東島の旅に続き、南の島へ。沖縄本島と奄美大島の間にある、奄美群島の島を巡ります。飛行機輪行で自転車も持ち込み、島めぐりには万全の体制で上陸します。
2日目は那覇からフェリーで与論島へ。島を自転車で周った後、与論島で1泊します。
6時に宿「THE KITCHEN HOSTEL AO」を出発。ゆいレールの旭橋駅が見えます。南国の那覇といえど朝は冷えますね。
10分とかからず那覇港に到着。まずは乗船券の入手。年末年始休みを忘れていて、予約はしていませんでしたが無事購入出来ました。近くのローソンで朝ごはんを調達し、自転車は輪行袋に入れて乗船。那覇〜奄美群島〜鹿児島間のフェリーを運航している、マルエーフェリー・マリックスライン共に輪行自転車の持ち込みは無料です。ただ長いタラップを上り下りするため、絶対に落とさない覚悟と他の乗客への気配りが必要です。乗ってしまえば大きな荷物を置けるスペースもあり、快適な船旅です。
2等は雑魚寝の部屋でした。下りる港ごとに部屋が割り振られていて、各部屋スペースには余裕がありました。コンセントも部屋にいくつかあります。
追加で寝台料金を払えば、2段ベッドの部屋に変えることも出来るようですが、那覇〜奄美群島間は明るいうちの移動のため、鹿児島発着の乗客向けでしょうか。
朝ごはん。ローソンでは沖縄限定のおにぎりも売っていました。ジューシーとは去年の沖縄旅でハマった炊き込みご飯です。
日の出が近づく中、7時ちょうどに那覇港を出港。この時期の沖縄の日の出は7時台です。
朝ごはんを食べ終わり、部屋で一眠りすると、沖縄本島北部の本部港に着いていました。去年の旅では本部のゲストハウスに泊まり、翌日今帰仁城へ行きました。
本部出港から30分後くらい、伊江島が見えました。突き出た城山が目立ちます。
こちらは伊是名島と伊平屋島。右側の細長い方が伊平屋島です。どちらも今帰仁村の運天港から島へ行く船が出ています。
沖縄本島最北端の辺戸岬。まもなく沖縄県と鹿児島県の県境を通過します。奄美群島の島は全て鹿児島県に属していますが、古くから沖縄・琉球との繋がりもありました。
那覇→与論の乗船券。5時間乗る距離で3510円なら結構安いような気がします。海上からの風景のおまけもあります。
12時に与論島・与論港に到着。帰省で島を離れる人たちと入れ替わりに下船しました。船に乗る人、見送る人で賑わっていました。
船は12:10に沖永良部島へ向けて出港。神戸の自宅を出発して20時間、自転車と共に与論島へ上陸出来ました。
港の入口では「ウェル亀」が出迎えてくれました。
港の近くには与論空港。近くにはホームセンターもあります。
ちょうど離陸する所でした。
与論島のしめ縄は長い紐からハの字に飛び出た形が基本のようです。ほとんどの家で玄関、門に飾っていました。
曇っていてもこの鮮やかな青です。
島の風景はサトウキビ畑が
ハト湖から見た海。ここの海が一番綺麗に見えました。雲は黒っぽくなり、雨が降りそうな雲行きですがそれでも海は鮮やかでした。
前の写真から反対側を眺めた様子。こちら側の砂浜も綺麗でした。
赤崎岬のお食事処にて、遅めのお昼ごはん。もずくがのった磯香そばにしました。
島バナナもいただきました。
強風にさらされるサトウキビ。そばを食べ終わるぐらいで雨が降り出し、風も強く荒れた天気になりました。一旦港の公園で雨宿りし、雨雲レーダーも見てこれからの行動を思案。
与論島は一周22kmの小さな島で、宿まで5km程度なので鍾乳洞を見学してから、濡れるのを覚悟で宿へ向かうことにしました。
赤崎鍾乳洞は赤崎岬近くにあり、南大東島の星野洞と同様に、個人所有の鍾乳洞でした。
入場料500円を払って懐中電灯を受け取り、いざ入洞。
一番奥は外に通じていました。こちら側からの出入りは出来ません。
本日の宿「与州旅館」に到着。貼られたヨロン島ポスターが良い味を出しています。「遥か日本の南に魂の澄む島がある」
宿のある茶花集落はスーパーと何軒か飲食店もある、島の中心街です。晩ごはんは「泰斗寿司」へ。
夜でも定食があり、寿司定食をいただきました。天ぷらも握りも美味しいです。お店の席は空いていたものの、島の方が何人もお寿司の受け取りに来られていました。
スーパーの駐車場にはクリスマスツリーあり。島の道路は街灯がないため、周りは真っ暗です。
夜になって雨は止みましたが、まだ風はかなり強く肌寒く感じました。大通りの日の丸もバタバタ音を立てて飛ばされそうになっていました。
本日の宿「与州旅館」の外観です。与論島には何軒か民宿があります。1泊朝食付きで4500円、部屋はテレビとエアコン付きで風呂トイレは共同でした。朝食の有無は選べるようです。
エビスビールと綾鷹は、ウェルカムドリンクとしておかみさんからいただきました。その他、島のスーパーで買ったブルーシールアイス、サーターアンダギー、島ラムネと共に夜食にしました。
与論島での自転車走行ログ
2日目の走行距離:25.25km
旅の合計:31.36km
(2日目おわり)
(3日目へつづく)