今年の正月旅は、一人旅では初となる沖縄へ。
6泊7日の行程で、以前から行きたかった日本100名城のお城めぐりと、到達難易度の高い離島、北大東島・南大東島へ向かいました。
5日目は南大東島からのフェリーだいとうで那覇へ戻り、ここからは沖縄本島にある、世界遺産のお城を巡ります。
海上で迎える朝。北大東島を18時すぎに出港したフェリーだいとうは、8時少し前に那覇泊港へ入港しました。航海中は大きな揺れもなく、よく眠れました。
一晩を過ごしたフェリーだいとうに別れ。3日ぶりに沖縄本島へ戻ってきました。飛行機なら1時間程度のところ、船だと14時間かかりましたが、海が綺麗で宿代わりにもなり良い選択でした。
泊港のフェリーターミナルからは、北大東・南大東島以外の島にも定期船が就航しています。だいとうの出港入港時刻は空欄ですが、他の島は毎日運航があります。だいとうには私ともう一人、島めぐりの旅をしている方が乗船していましたが、乗り継いで渡嘉敷島に行くと話されていました。
沖縄県営鉄道・那覇駅跡。再開発工事の際に、転車台跡が発見されたということです。
戦争による破壊を受け、沖縄県営鉄道の廃止後、ゆいレールが開業するまで沖縄県は鉄道がない県でした。
那覇駅跡の横に、本島各地に向かう路線バスが発着する、那覇バスターミナルがあります。
沖縄路線バス周遊パスを購入し、ここからは路線バスの旅です。
沖縄本島の路線バスの3日乗車券とゆいレール1日券で、5500円のところキャンペーンで4000円でした。
港で買ったジューシー弁当で朝ごはんにしました。沖縄風炊き込みご飯のジューシー、すっかり気に入りました。
那覇バスターミナルから路線バス28番に乗って、琉球城めぐりのまず1つ目、座喜味城跡へ。
バスに1時間半揺られて読谷村に着きました。
高志保入口から歩いて座喜味城跡へ向かう途中、美味しそうな雰囲気のソーキそば屋を発見。住宅地にあるお店ですが、人気のお店のようです。
じゃこ天の乗った宮古そば、500円。活気あるおばちゃんが切り盛りするお店でした。
座喜味城跡にある、歴史民族博物館のユンタンザミュージアムに来ました。
沖縄を歩いているとよく見かける、石敢當。道の突き当たりに置いておく魔除けです。
館内は座喜味城跡の展示のほか、読谷村の歴史が解説されています。
座喜味城跡は、琉球王国の中部地方監視のため、1420年代に築城の名手・護佐丸によって築かれました。そして城一番の見どころが、二の郭の石門。沖縄に残る最古の石造りの門です。
石門をくぐると左へ通路が続いているように見えますが、この通り行き止まりになっています。侵入してきた敵を追い詰めるための工夫が見られます。
本丸の石垣に登ることができ、読谷の街や海を眺められます。石垣の厚さにも、築城技術の高さを感じます。
石垣の上には国土地理院の三角点がありました。
翌日に今帰仁城跡へ行くため、この日は北部の本部町に宿を取りました。
座喜味城跡からわりと歩いて、国道沿いのバス停に来ました。1月とはいえ体を動かすと暑いです。
ここから那覇と名護を結ぶ120番のバスで、海沿いに北上します。
車窓から海を眺めるだけで、清々しい気持ちになれます。自転車でサイクリングを楽しむ人も多く見られて、来年は自転車旅もありかもと思いました。
マンホールでサンゴの村宣言の恩納村
万座毛には道の駅のような施設があって、施設から先の万座毛へは入場料100円で入れます。
リニューアル前は駐車場の周りに昔ながらの土産物屋が並んでいたらしく、そっちの方が気になります。
これが万座毛の絶景、断崖絶壁に波が打ち寄せます。
見学出来る範囲は広くなく、訪れる人も多いため、海を眺めてのんびり…という雰囲気ではありませんでした。
しかし青い海と白波のコントラストは一見の価値はあります。
見学後は再び120番のバスで名護へ。
沖縄のバスは、交通渋滞もあって時刻表の時間から遅れることが常なので、「のりものNAVI」でバスの位置を確認すると便利です。
バスの営業所がレトロな雰囲気で、旅情溢れていました。65番本部線で宿のある本部町へ。
渡久地バス停から近い、ゲストハウス「なんで家ねん」に宿泊。楽天トラベルからの予約で1泊1800円でした。民家を改装したゲストハウスで、2段ベッド。洗濯機も借りられます。
ふと肉が食べたくなり、宿から国道まで歩いて沖縄名物と言えなくもないステーキショップへ。
ステーキにご飯はセルフサービスで盛り放題の素晴らしいお店でした。
食後、スーパーで見たことのないアイスが売られていたので購入。Okimei、沖縄明治乳業のアイスでした。
渡久地港では巨大なクリスマスツリーが海に浮かんでいました。国道は渡久地港の入口を通っているため、渡久地の夜は交通量も少なくとても静かでした。
(5日目おわり)
(6日目へつづく)