激安航空券で韓国一人旅【2日目】

2019年10月12日(土)

チェジュ航空の激安航空券(往復7970円!)で三連休に韓国へ行って来ました!

2日目の旅の記録です。

前日夜に清州国際空港に到着し、一夜を明かしました。

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清州国際空港の外観、国際空港ですがターミナルはこの建物だけで、コンパクトな空港です。

空港内の両替コーナーで、3000円を31800ウォンに両替、手数料は200円くらいのようでした。

空港から歩いて10分くらいの、清州空港駅へ移動。

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清州空港駅は国際空港の最寄り駅ですが、この通り無人駅です!駅の周りは畑と民家ばかりで、とてものどかな雰囲気。また日本の鉄道駅と比べてプラットホームは低く、レールの間隔が広いことが分かります。

駅に貼ってあった時刻表通りに列車が来ました。列車の本数は、だいたい1時間から2時間に1本で、昼間は3時間近く列車が来ない時間帯もあります。実際のところ、空港のアクセスにはほとんど役に立っていないと思われます。

淸州空港6:58 鳥致院7:23 ヌリロ 大田ゆき


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始発列車に乗り、ソウルと釜山を結ぶ京釜線の鳥致院駅まで来ました。
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鳥致院駅の駅舎です。次の列車まで時間があったので、駅の周りを歩いて見ましたが、そこそこの規模の町のようです。

時刻表ではソウル方面へ、すぐ乗り継げるはずですが、ストライキで一部の列車は運休していたことを、帰国後に知りました…

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駅にウォーターサーバーがあるのがありがたいです。

鳥致院8:28 ソウル10:57 ムグンファ号 ソウルゆき


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ソウル行きのムグンファ号は満員で、席を指定しない立席で乗車しました。ドアのデッキの段差に腰掛けて外の景色を眺めます。

私と同年代くらいと思われる、軍服姿の青年の姿が多く見られました。
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2時間半かけてソウル駅に到着!アメリカ製のディーゼル機関車が先頭です。
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ソウルと書かれた大きな駅名標を見て、ここまで来たぞ!という気持ちになりました。
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ソウル駅は、ホーム全体が大きな屋根に覆われた構造です。2階の通路からホームを望むと、大阪駅にも似た雰囲気です。
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駅ナカのレストランで早めのお昼ご飯にしました。注文の方法など不安なので、入店する人たちを観察してお店に入ります。
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ビビンバ!と店員さんに伝えて出てきたビビンバ。10000ウォンなので950円くらいです。

汗が出るほど辛いですが美味しいです。

付け合わせの漬物も良かったです。白菜と大根のキムチと、奈良漬のような甘めの漬物でした。
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旧ソウル駅舎の周辺では、賑やかに何かの集会が行われていました。

ソウル駅 三角地 ソウル地下鉄4号線 鳥耳島ゆき


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ソウル駅から地下鉄で2駅、三角地へ移動。ソウルの地下鉄は壁がタイルやレンガで、とてもレトロな雰囲気です。

駅から歩いて5分くらいの、戦争記念館へ向かいます。

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戦争記念館の周囲には、銅像や戦闘機の屋外展示があります。

これは朝鮮戦争時、南北で生き別れてしまった兄弟の姿から、南北統一の希望を表している兄弟の像です。
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兄弟の像の日本語説明です。
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戦争記念館の建物、入口を囲むように立っている旗は、朝鮮戦争時に国連軍に参加した国の国旗です。
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砲撃によって側面がボコボコになった戦艦の展示もあります。
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戦闘機は10機ほど展示されていました。他に戦車や高射砲などもあります。
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戦争記念館の中に入りました。入館料は無料で、入口の脇にコインロッカーがあります。

入口から真っ直ぐ進むと、広い吹き抜けになっていて、高い天井には太極旗などをモチーフにした絵が描かれています。また虎が描かれた太鼓もあり、説明では韓国各地から集めた土で作られたということです。

さらに奥へ行くと、戦争によって命を落とした方々を追悼するモニュメントがあり、その先に韓国の歴史を紹介する展示室があります。

旧石器時代から百済高句麗、高麗と時代ごとに展示室があり、3階には朝鮮戦争や国連軍がメインの展示室があります。
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縮小されて復元された亀甲船です。このように視覚的な展示も多く、また主要なところには日本語での説明もあるため、日本人でも十分展示を理解することができます。

戦争記念館のあとは、馬を見に行きました。

 三角地15:20 競馬公園15:42 ソウル地下鉄4号線 鳥耳島ゆき


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三角地から地下鉄4号線で、競馬公園駅へやって来ました。

地下鉄の地上出入り口に、競馬新聞を売っているおばさんが何人かいて、ハングルは全く読めませんがせっかくなので適当に1冊買いました。
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人の流れに乗って、アーケードをくぐり、長い通路を抜けると競馬場の入り口に到着しました。

通路の脇には野菜や果物の販売所が並んでいて、帰るときには熱心に呼び込みをしていました。
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入場門で、現地のおじさんに声をかけられ、入場券をもらいました。突然のことで驚きましたが、笑顔を見せるおじさんに、カムサハムニダとお礼の気持ちを伝えることができて良かったです。
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入ってすぐのところにパドックがあって、次のレースで走る馬が周回していました。

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レース中のスタンド前の様子。客層は幅広く、若者から中高年のおじさん達の他、家族で来ている人もそこそこ見られました。
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新聞の★マークでイチ押しされている、4番の馬券を買ってみました!

買い方は、有人窓口でバウチャーを現金で買い、そのバウチャーを使って機械で馬券を購入するシステムです。

馬券は100ウォン単位で発売されているので、日本円にすると10円から賭けられることになります。
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レースの様子です。コース内にはかなり大きなビジョンがあります。

買った馬券も無事的中!して、地下鉄のきっぷ代くらい得してしまいました。

競馬公園18:35 三角地18:57 ソウル地下鉄4号線 タンコゲゆき
三角地19:07 青丘19:18 ソウル地下鉄6号線 烽火山ゆき
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地下鉄で、ゲストハウス最寄りの青丘駅へ。
降りる時にきっぷの精算が必要になり、有人改札で乗った駅(競馬公園)の名前を言ってみるもなかなか通じず、スマホで地下鉄の路線図を見せて解決しました。
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晩ごはんはゲストハウス近くのセブンイレブンで調達しました。ロッテの海老チャーハンとカップ麺です。カップ麺はだし風味で美味しかった、しかしチャーハンはそこそこの味でした。
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ロッテのビール「kloud」も飲んでみました。
 
(2日目おわり)
(3日目につづく)

激安航空券で韓国一人旅【1日目】

2019年10月11日(金)

チェジュ航空の激安航空券(往復7970円!)で三連休に韓国へ行って来ました!

1日目の旅の記録です。

 

今回はホームタウン神戸からスタート。

出発の前に、三宮センター街にある献血ルーム献血してきました。海外へ行くと、4週間献血が出来なくなるためです。平日の昼ということもあって、献血ルームは閑散としていました。献血は身体にも良く、血液検査の結果も届いて健康管理に役立つのでオススメです。

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三宮から、阪神電車快速急行大阪難波へ向かいます。

神戸三宮15:22 大阪難波16:03 快速急行 奈良ゆき


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近鉄大阪難波駅に到着。少し分かりづらいですが、地上へ上がる出口付近に金券ショップがあります。南海電車の回数券を購入しました。
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とても存在感のある駅舎の南海なんば駅です。

ホームへ上がるとちょうど空港急行が発車するところでした。

難波16:22 関西空港17:15 空港急行 関西空港ゆき

関西空港に到着、乗る予定の飛行機が遅れていることを電車の中で確認していましたが、とりあえずチェジュ航空のチェックインカウンターがある第二ターミナルへ向かいます。
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駅がある第一ターミナルから第二ターミナルへは、無料の連絡バスで移動します。バスの車窓から、燃えるような夕焼けが見えました。当時日本へ向かってきていた、台風19号の影響もあったのでしょうか。これから向かう旅へ、なんとなく不安な気持ちになりました。
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チェジュ航空のチェックインカウンターには、出発が19:50から21:00になると、遅延のお知らせが掲示されていました。台風19号による強風で、翌日の飛行機はすべて欠航と決まっていたので、遅延によって風の影響が強くなるのではないかと不安でした。
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国内線第二ターミナル内にある、セブンイレブンにてカツ丼を買って晩ごはんにしました。カツが少し硬くイマイチでした。セイコーマートの店内調理のカツ丼のようにはいかないようです。
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今回の旅では、グローバルWIFIWIFIをレンタルしました。第二ターミナル内で受け取り・返却ともに可能なのが便利です。レンタル料金は、1日300MBのプランを4日間で、1000円程度でした。

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遅れているチェジュ航空7C3171便は、20:45頃から搭乗が始まりました。

乗客はほとんどが韓国の方で、家族で日本へ来たけど台風が来る前に帰るというような感じの人が多かったです。長い通路を通って駐機場に出ると、まだ雨は降っていませんでしたがやはり風は強かったです。

関西国際空港(KIX)21:19(1時間29分遅れ) 清州国際空港(CJJ)22:56(1時間6分遅れ) チェジュ航空 7C3171便


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離陸のときは、そこまで強く揺れませんでした。離陸後上昇していく途中、窓から明石海峡大橋や、神戸の街の明かりが見え、これなら大丈夫そうかなと思いましたが、その後突然機体が揺れ始めました。入国に必要な書類が配られたものの、揺れて書くのが難しいほどでした。ひじかけにすがって揺れが収まるのを待っていると、15分ほどで穏やかになりました。

書類を配られたとき、外国人用のものを渡されたので、客室乗務員の方は韓国の方でしたが、私が外国人であることが分かるんだ、と思いました。確かに搭乗する前に列に並ぶとき、視線を感じたので、韓国の方からすれば違いが分かるのでしょう。

飛んでいたのは1時間20分くらいで、無事清州国際空港に到着しました。清州国際空港は神戸空港くらいのコンパクトな空港で、韓国国内線はチェジュ島のみ、国際線が関空の他、中国と台北に飛んでいるようです。
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清州国際空港の1階到着ロビーで一夜を明かします。ネット上には24時間開放されているか情報がほぼ無かったので不安でしたが、大丈夫でした。一応外に出されてもいいように、冬用の寝袋を持参していたので、長椅子に寝袋を広げて横になりました。1時ごろに照明は減灯され、帰宅する空港職員の姿も見えました。ロビーは私一人になったと思いましたが、よく見るとカウンターに職員の方が常駐していたので安心でした。


(1日目おわり)
(2日目につづく)

北海道自転車一人旅2019【21日目】

2019年9月23日(月・祝)

北海道を自転車で巡る旅の記録です!いよいよ最終日、21日目の記録になります。

前日は滋賀の知り合いの方のお家に泊めていただきました。朝から琵琶湖の湖畔を走るのも良かったのですが、膝の疲れもあって、昼前に起きてゴロゴロしてしまいました。

近江今津16:08 京都16:57 新快速 姫路ゆき

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車窓からの琵琶湖の眺め。湖西線はほとんど高架化されているため、景色がよく見えます。
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京都駅に着きました。駅前のチケットショップで、阪急の全線特別乗車証を入手。これでJRの乗車券の定価の半額で神戸まで帰れます。一旦自転車を組み立てて、阪急河原町駅へ向かいます。

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京都駅から河原町駅へ走っていく途中、交差点にあった段ボールに、なよろの文字が!
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阪急河原町駅地上で再び輪行。半分北海道民となった身では、人の多さと暑さに戸惑いました。

河原町18:00 十三18:39 特急 梅田ゆき
十三18:44 神戸三宮19:08 特急 新開地ゆき

阪急電車は、河原町〜三宮間は68分と、JRの新快速より10分時間がかかりますが、それでも十分速いです。

阪急三宮駅西口の広場で、若者たちの群れのすみっこの方で自転車を組み立てて、自宅まで走って帰りました。

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無事帰宅しました!事故や大きな怪我なく完遂出来て本当に良かったです。 

今回の旅でお世話になった、北海道の大自然と、親切にして下さった方々に感謝の気持ちを込めて旅の終了とします。

【今日の走行距離】
13.50km
【旅の総走行距離】
1156.80km(新幹線東京〜博多間相当)
【今日の出費】

JR回数券近江今津〜京都…970円

阪急特別乗車証…410円
旅の合計…101666円
(21日目おわり)
(旅おわり)

北海道自転車一人旅2019【20日目】

2019年9月22日(日)

北海道を自転車で巡る旅の記録です!20日目の記録になります。

前日23時45分ごろフェリーに乗り込みました。

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とりあえずお風呂に入り、その後鵡川セイコーマートで購入した、サッポロクラシックで乾杯!セイコーマートオリジナル?の山わさび揚げも美味しいです。

2時頃就寝しました。
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例年通り、10時前にあるビンゴ大会を案内する船内放送で起床しました。

10:15からビンゴ大会に参戦、いつもよりビンゴ大会も賑やかです。
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10:30ごろ、苫小牧へ向かう姉妹船「すいせん」とすれ違いました。汽笛で連絡を取り合うところが見所です。すれ違いの間はビンゴ大会も一旦休憩です。
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すいせんとのすれ違いの後再開したビンゴ大会は、残念ながらビンゴならず…

これで通算成績は5戦2勝になりました。去年の帰りのフェリーでは、ビンゴ大会の開催自体なかったので、あるだけ良かったです。

参加賞として、フェリーすずらんの絵はがきをいただきました。
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お昼ごはんは、北海道名物やきそば弁当です。フェリーで北海道から帰るときは、いつも食べています。ちなみに、カップ麺コーナーには浄水器の蛇口があって、お湯の他に飲み水も手に入れられます。

お昼ごはんを食べた後は、とりあえずお風呂に入って、露天風呂からしばらく海を眺めた後また横になりました。

18時すぎに目が覚め、19時前頃に携帯電話の電波が届くところまで来ました。

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予定通り20:30ごろ敦賀新港に到着!

バイクの下船の間を縫って、スロープを駆け下ります。滋賀の知り合いの方に、車で迎えに来ていただいたので、タイヤを外して車に乗り込みます。

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敦賀市街のガストで晩ごはんをいただきました。日替わりスープといいつつ、いつも同じスープがそこそこ美味しいです。今日は知り合いの方のお家に泊めてもらいます。

【今日の走行距離】
0.23km
【旅の総走行距離】
1143.30km
【今日の出費】

なし
旅の合計…100286円
(20日目おわり)
(21日目へ続く)

北海道自転車一人旅2019【19日目】

2019年9月21日(土)

北海道を自転車で巡る旅の記録です!19日目の記録になります。

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大樹町のとほ宿「セキレイ舘」からスタート!連泊して休んだものの、膝の動きに不安を持ちながら出発しました。痛くはないので、襟裳岬を目指すことにしました。
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広尾の市街地に来ました。二年前にも来たのですが、あまり記憶がありません。広尾からは襟裳岬方面へ、海沿いを南下します。
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黄金道路に入りました。いい天気です。道路の建設費がかさみ、黄金を敷きつめられるような額に膨れ上がったため、黄金道路と呼ばれています。3日目に通った、日本海沿いの国道231号の石狩市から増毛町へ向かう区間も、黄金道路と同じく建設費がかかった道路といわれています。沿岸部に道路を造るのはそれだけ大変なのです。
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崖の横を通るところでは、覆道が設けられています。覆道がある区間は、道路の車道部分がかなり狭くなるため、自転車は歩道を通ると安全です。しかし、歩道上は昆布作業の車が停まっていることもあるので注意が必要です。

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このあたりは昆布の産地として有名です。道路を走っていても磯の香りが漂ってきます。
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黄金トンネルの入口にて、走ってきた道を振り返ると、崖がそのまま海に落ち込んでいる様子がよく分かります。
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えりも黄金トンネルは、北海道で一番長い道路トンネルです!チャリダーにとっては、ある意味北海道一番の難所といえます。

Wikipediaによると、日本の道路トンネルの中では22番目の長さですが、歩行者と自転車が通行可能な道路トンネルとしては、日本で2番目に長いトンネルのようです。(1番は高知県愛媛県にまたがる寒風山トンネル)

側道は狭いので、自転車は車道を走ると良いと思います。交通量はそれほど多くないので、それほど危なくはありません。しかし対向車が接近する中、カーブ付近で追い抜かれる時は止まって避けた方が安全かもしれません。

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漁船と奥に見えるのは昔のトンネルでしょうか。
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黄金道路を無事走破。2年前の旅でもこの記念碑で写真を撮りました。
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駐車場のような砂利の広場がよく目につきますが、これらは昆布を干すための場所です。昆布に傷をつけないように、砂利の上で干します。
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襟裳岬到着!山がいくつか岩を残して海へと沈んでいくような姿が素晴らしいです。岩の上にはアザラシがいることもあり、岬にある風の館で観察することができます。
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灯台もあります。

ここで、新日本海フェリーから電話がありわ乗る予定だったフェリーが、日本海を北上する台風の影響で、苫小牧出港は定刻、20時間遅れて敦賀へ到着する見込みということを知ります。40時間の船旅も楽しそうではありますが、遅れが更に増えるか、また欠航になると困るので、1日早めて今日のフェリーで帰ることにしました。

急いで苫小牧へ向かいます。自転車で走っていては間に合わないので、襟裳岬から33kmの様似駅まで走って、そこからJR日高本線代行バス鵡川まで向かうことにしました。

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襟裳岬から全速力で走り、1時間半かからず様似駅に到着。本州では考えられないスピードです。
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様似駅はJR日高本線の終着駅ですが、日高線の様似から鵡川の間は高波と台風被害によって、2015年から運休が続いています。残念ながらこのホームに列車が来ることは、今後もうないでしょう…
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定刻10分前に、駅前に列車代行バスがやって来ました。路線バスでは輪行不可が基本ですが、列車代行バスは基本列車と同じ扱いなので、自転車も輪行することが出来ます。襟裳岬JR北海道に電話して確認しました。

ほかにお客さんは見えず、代行バス様似駅を発車しました。

様似17:26 静内19:20 日高本線列車代行バス 静内ゆき


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浦河の市街地です。オレンジ色の街灯が記憶に残っています。2年前に来た時は、夕立にあってびしょ濡れで浦河にたどり着きました。
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静内でバスを乗り換えます。静内は桜とサラブレッドの町です。駅から歩いて5分くらいのところにあるマックスバリュで、半額になった弁当を調達してきました。

静内19:58 鵡川21:29 日高本線列車代行バス 鵡川ゆき


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静内からのバスは観光バスタイプでした。高校生が沢山乗っています。自家用車や列車より時間はかかりますが、毎日の通学もこれなら快適でしょうか。

ほぼ定刻に鵡川に到着、鵡川まで乗っていたのは私だけでした。

鵡川駅近くのセイコーマートで、フェリーの中での食料を調達しました。寒いのでカッパを着て苫小牧東港へ出発。

鵡川から苫小牧方面へ向かう国道は、街灯もなく夜は真っ暗になります。雲の間から星が綺麗に見れました。
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苫小牧東港が見えてきました。何も無いところを通って来るので、港の灯りに照らされたフェリーが見えると毎回安心します。

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新日本海フェリーすずらん」号。
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22日の敦賀行に乗船予定でした。

チケットの発券に行くと、おそらく去年と同じ方が担当でした。

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明日の便は20時間遅れ、明後日の便は欠航とあって、過去に無いほどの混雑になりました。例年ならバイクは10台くらいですが、50台くらい乗船するようです。しかし自転車は1台だけでした。敦賀ー苫小牧便に自転車で乗船する人は、私以外見たことがありません。

乗船予定時刻が遅れて23:30ごろになるとのことで、30分ほど時間があるので、近くの浜厚真駅へ行ってみました。

一昨年フェリーで苫小牧に到着して来た時には、ケモノ臭がした!?浜厚真駅ですが今回は全く感じませんでした。
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浜厚真駅の駅舎内。浜厚真を含む日高本線の苫小牧ー鵡川間は列車が運行していますが、23時ごろには駅舎の電気は消えます。
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駅舎をフラッシュ撮影すると、駅名標だけが暗闇に浮かび上がりました。

結局フェリーには23:45ごろ乗船しました。

【今日の走行距離】
133.08km
【旅の総走行距離】
1143.07km
【今日の出費】

食費…1800円

JR…2490円
フェリー…10860円
合計…15150円
旅の合計…100286円
(19日目おわり)
(20日目へ続く)

北海道自転車一人旅2019【18日目】

2019年9月20日(金)

北海道を自転車で巡る旅の記録です!18日目の記録になります。

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今日は大樹町のとほ宿「セキレイ舘」に連泊して、足の疲れを取ります!朝からいい天気なので洗濯物を外に干しました。後で洗濯物を片付けるとき、北海道の空気が綺麗だからか、外に干した服はいい匂いがしました。
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洗濯物を干して、自転車でセキレイ舘近くの湖、生花苗沼(オイカマナイトー)に行きました。流れていく雲と湖面のコントラストが綺麗です。
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湖岸では、双眼鏡を持って野鳥の観察をしている人がいました。
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湖岸までの道の途中に、紫色の可愛らしい花が咲いていました。スズランに見えますが、調べても名前はよく分かりませんでした。
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こちらは太平洋の様子。

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お昼に、前日の宿でもらった自衛隊の缶詰を食べてみました。普通の味でした。

昼からは、「なまら蝦夷」を読んでゆっくりしていました。のんびりとした時間が流れていて、とても心地良かったです。あまりの気持ち良さから、やっぱり北海道に住みたいと思いました。

17時に晩成温泉へ出発、やっぱり不思議な匂いがする温泉です。

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温泉の後は、お楽しみの晩ごはんです。明日に備えて、ご飯は3回おかわりしました。

晩ごはんの後、談話会にて宿の方に北海道に住みたいことを伝えると、まだ判断を急がなくてもいいよ、と言われましたが、いい仕事もあるよと教えていただけました。

今日は、セキレイ舘に連泊して、今後の人生について!?考えた日でした。

【今日の走行距離】
16.03km
【旅の総走行距離】
1009.99km
【今日の出費】
宿泊費…4500円(1泊2食、U22割)

温泉…500円

合計…5000円
旅の合計…85136円
(18日目おわり)
(19日目へ続く)

北海道自転車一人旅2019【17日目】

2019年9月19日(木)

北海道を自転車で巡る旅の記録です!17日目の記録になります。

今日は池田町のとほ宿「Do Luck 道楽」からスタート!

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朝、宿の方にジープで散歩へ連れて行ってもらいました!林道を登ってきました。
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ひたすら林道を登って、ひらけた頂上からの眺めは最高でした!
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河川敷でジープを運転させてもらいました。屋根のホロとフロントガラスを倒してオープンカースタイルに。自分の車は持っていませんが、ジープに乗るとマニュアル車が欲しくなりました。
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長い散歩から宿に帰ってきて、セイコーマートの食パンで朝ごはん。6枚全部食べてしまいました。
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昼過ぎに自転車と共にスタート!しかし西側から嫌な色をした雲がやってきています。
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これは長いもの畑だそうです。途中から利別川の堤防を走ります。堤防の上はかなり走りやすく、車ぐらいのスピードが出ました。
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川が合流するところで、堤防の道がなくなってしまいました!左が利別川、右が十勝川です。利別川を渡る橋までUターンして戻っていると、さっきの黒い雲から雨が。しかも吹いてくる風がかなり寒いです。
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豊頃町に入ったところで、寒さと小雨をしのぐために、そば屋さんの休憩所で休ませていただきました。15分もすると黒い雲も流れていって、少し暖かくなったので再びスタート!
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豊頃町からは、大樹町方面へ向かう道道を走りました。写真は道道の脇にあった、かなり古そうな茅葺屋根の家です。
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朽ちていく途中のトラクターもありました。昔牧草地だった所に放置されているのでしょうか。寂しい風景ですが、なんとも味があります。
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途中で道道から国道336号に入って、大樹町まで来ました。大樹町はロケット発射場がある、宇宙の町として知られています。ロケットの発射場は、赤道に近いほど良いため、なぜ北海道にあるのかと思いますが、地球全体でみると日本国内なら、種子島でも北海道でも緯度の差は少しだけだからだそうです。
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今日の宿、とほ宿の「セキレイ舘」に到着!2年前の夏に、初めて自転車で北海道に来た時以来の宿泊で、今回泊まるのをとても楽しみにしていました。
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17時までに到着すると、宿の方が近くの晩成温泉まで車で送迎して下さいます。

晩成温泉は、全国でも珍しいヨード泉の温泉で、お湯は黒っぽく、独特の匂いがします。匂いは虫さされ薬のキンカンに似ているような気がしました。太平洋の夕焼けを眺めながら、疲れを取ることができます。

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温泉から帰ってきた後は、お楽しみの晩ごはんです!どれも美味しかったですが、中でも豆腐にかけられた、山わさびの醤油漬けがご飯にも合って特に良かったです。

ここに来て膝の疲れもあって、明日は連泊することにしました。とりあえず服を洗濯してからおやすみなさい。

【今日の走行距離】
64.47km
【旅の総走行距離】
993.96km
【今日の出費】
食費…108円
宿泊費…4500円(1泊2食、U22割)

温泉…500円

洗濯…220円(セキレイ舘)
合計…5328円
旅の合計…80136円
(17日目おわり)
(18日目へ続く)