2021年5月3日(月・祝)
今回の旅では、ゴールデンウィーク期間の連休を最大限に使って、愛媛県自転車新文化推進協会開催の、四国一周サイクリング「CHALLENGE 1,000㎞
プロジェクト」にエントリーし、公式コースに沿って四国一周を目指します。
今回は4日目の旅の記録、高知市春野から西へ、四万十町十川を目指します。
今朝は、はるのゲストハウスからスタート!
朝ごはんにサービスの食パンを焼いていただきます。よく寝られて疲れもなく、8時過ぎに出発しました。
出発前、自転車で旅しているならと、ゲストハウスのオーナーのお母さんにいただきました。とても明るく元気な方でした。
仁淀川を渡ったあたりから南下し、海沿いに出ました。今日もいい天気です。向かい風も昨日ほどは無く、順調に走れそうです。
この四国一周の道中、歩き遍路の方もよくお見かけしました。自転車でも大変なのに、歩いて四国を回ろうとする決意は本当に凄いことだと思います。
須崎市浦ノ内地区。この辺りは長さ10kmほどの横浪半島によって、細長い湾が形成されています。そのため外洋と隔てられた海は落ち着いていて、とても静かな感じでした。
須崎市街に近づき、急に巨大な構造物が現れました。住友大阪セメントの高知工場でした。
JR土讃線・須崎駅。4年前に、一度列車で訪れて以来の訪問です。
須崎といえば是非食べておきたいものがあります。すさき駅前食堂にて、まだ11時ですが早めのお昼ごはんにします。
ラーメンは大盛りにしました。濃いめの味付けのラーメンと、あっさりとしたしらす丼のコンボは最強です。夢中になって、あっという間に完食してしまいました。四国一周の中でも指折りのご飯でした。大満足で須崎を発ちます。
須崎からはしばらく海沿いを走り、久礼へ。海は澄んでいて、相変わらずの美しさです。
記念写真も。
空の青・山の青・海の青。
中土佐町・久礼の漁港にて。鯉のぼりの時期です。子どもの名前が入った旗も掲げてあるのが良いですね。
久礼からは七子峠に入り、結構登りました。頑張り過ぎても疲れが残るだけなので、後から考えるとここは無理せず、押して歩いた方が良かったかもしれません。
この峠で四万十川へ向けて一気に標高を稼ぎます。
七子峠を越えて、JR影野駅。駅前には小さな日本庭園が。
ちょうど土讃線の汽車が来ました。影野駅〜六反地駅の間。
JR仁井田駅。かなり大きなイチョウの木がありました。是非秋に訪れたい駅です。
道の駅・あぐり窪川にて休憩。ソフトクリームでエネルギー補給。わりと安かったです。自転車で旅する人の姿もちらほら。
土讃線の終着駅、JR窪川駅。列車で二度来たことがありますが、かなり遠い所というイメージだったので、ここまで自転車で来れたことに達成感を得ました。列車で訪れた点と点の記憶が、自転車で一本の線に繋がったようなイメージです。
窪川からは、ひたすら四万十川沿いを走ります。河口の町中村までは100kmくらいでしょうか。国道381号で、JR予土線と並行して走ります。
四万十川に来たら、必ず渡っておきたい沈下橋。川が増水すると水面下に沈んでしまうため、欄干がない橋です。写真の橋は上宮(じょうぐう)橋といい、橋が架かるまでは舟で対岸へ渡っていたそうです。沈下橋は橋ごとに詳しい説明看板があるので、立ち止まって読んでみるのも面白いかもしれません。
沈下橋とJR予土線の鉄橋が並んでいました。沈下橋は四万十川で一番大きな中洲、三島へ架かっています。
四国一周中は、このような次のポイントまでの距離表示があるので助かりました。また交差点でコースが曲がる箇所の手前には、必ず矢印があるので、それに従えば楽々四国一周出来ます。
夕暮れが近づいたころ、今日のゴールの十川に着きました。旧十和村の中心地です。国道沿いにもお店が並びます。
十川駅前にて。青看板には"国鉄"とあります。国鉄からJRになって35年近く経ちましたが、いつから立っている看板でしょうか。
今日の宿「かっぱバックパッカーズ」は予土線の線路の横に建つゲストハウスです。国道から細い道を登って、予土線をくぐった所にあります。自転車は予土線の線路下に止められるので、雨でも安心です。
晩ごはんは、宿から国道へ降りたところにあるスーパーで調達します。大きなお店ではありませんが、必要なものは充分揃っている印象でした。米を食べる機会が少ないので、冷凍食品の炒飯と、お手頃な半額肉を入手。
買ってきたものは宿のキッチンで適当に調理。彩りがないご飯ですが、空腹の体には最高です。
今日の宿・かっぱバックパッカーズは、民家をリフォームした宿で、インテリアの雰囲気もよく、とても落ち着いて休むことが出来そうです。
【今日の走行距離:110.04km】
【1日目からの合計:463.44km】
(4日目おわり)
(5日目へつづく)