今年で4年目を迎えた、9月の北海道自転車一人旅。4日目の今日は、池田町から士幌町を通ってぬかびら源泉郷を目指します!
池田町のとほ宿「Do Luck 道楽」からスタート!オーナーご夫妻にとても親切にしていただき、北海道旅では、毎回お世話になっている宿です。
居心地が良すぎて寝過ごし、10時起床、11時半にスタートしました。
ご飯中の牛たち
この日の昼ごろは天気が良くて、走っていると暑いくらいでした。
廃校になった小学校の跡地でしょうか、北海道ではよく見かける風景ですが、門柱が残されているところに、地元の人の思いを感じます。
士幌の道の駅にて
足湯でのんびり…
足だけでも温泉につかると、その後の足の動きが軽くなったのが分かりました。
士幌のセイコーマートにて
暑さにはソフトクリームが最高。しかしだんだんと雲が広がってきて、天気が怪しくなってきました。
現役当時の駅舎が保存されています。
ホームと線路、貨車と車掌車も残されていて、今にも列車がやって来そうな雰囲気です。
木製の電柱と、錆び付いた帯広行きの看板がいい感じです。士幌線が走っていたころ、帯広〜士幌間は列車で40分程度かかったようです。
士幌駅からは北上し、上士幌町の中心部を過ぎて、ぬかびら温泉へ向かいます。
こちらも士幌駅と同じく、士幌線の廃線跡です。登録有形文化財に指定され、現役そのままに保存されています。訪れた時は保存工事が行われていました。
第三音更川橋梁の案内板
説明を読むと、士幌線のコンクリートアーチ橋の建設は、一大プロジェクトだったことが分かります。
また橋の手前あたりから雨が降り出してきて、坂道と合わせて漕ぐ気力が削がれました…
道端に、音更山道という古い石碑がありました。碑文はかなり読みにくい状態ですが、横にも石碑があって、
石碑の詳しい内容ですが、上士幌から糠平へ向かう国道糠平街道は、明治時代に釧路監獄の囚人たちによって拓かれたとあります。
そして石碑の横から見る音更川。水が透き通っていて鳥肌が立ちました。
第四音更川橋梁
中央部は鉄橋だったため、撤去されたようです。この辺りから上りがきつくなります。
トンネルを抜けると糠平ダム。1956年竣工なので、60年以上前に完成したダムです。
まさかと思い線路の跡を探すと…
なんとのっぺらぼうになったトンネルの入口が。跨線橋からすぐ、ぬかびら源泉郷に入りました。
今日の宿は糠平館観光ホテルです。お値段的に普段なら手が届かないレベルのホテルですが、GO TOキャンペーンのお陰で泊まれました。ぬかびら温泉の宿は、ここしか空いて無かったので良かったです。
晩ごはん。夕食なしプランで、外にお店も見当たらないため上士幌のセイコーマートで買ったやきそば弁当で済ませます。おまけのしょっぱいスープが身に染みる。
そしてメインディッシュのぬかびら温泉!
露天風呂に出ると時期的に寒かったですが、足の疲れが取れるのが分かるくらいのいいお湯でした。これで明日の三国峠越えも安心です。
【走行距離】
今日:73.4km
旅の合計:176.4km
(4日目おわり)
(5日目へつづく)